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Zoom面接に慣れていない人、必見!オンライン面接のタイミング別・チェックポイント

2021年6月5日

2020年から在宅勤務が浸透し、それに伴って採用面接もZoomなど、オンライン会議室で実施する企業が増えています。
ただでさえ緊張する採用面接なのに、さらに慣れないツールを使ってとなると、さらに大変なことに!

ですが、気をつけるべき点が分かっていれば、Zoomでの採用面接は決して怖いものではありません
また、オンラインでの採用面接は落ち着ける自宅で受けられるなど、メリットがたくさんあります。

こちらのページでは、Zoomを使ったオンライン面接を受ける際に注意したい点を、発生する順番にお伝えしていきます。

オンライン面接・2日前までに行うこと

事前の準備が大切なことは、対面の面接でもオンラインでの面接でも同じです。
ここでは特に、オンライン面接特有の準備事項についてお話しします。

オンライン会議室URLの確認

オンライン会議室は、事前に通知された所定のURLをクリックすることでアクセスします。
あなたが応募した企業からアクセスするためのURLが届いているか、改めて確認してください
もしも、企業側から連絡が来ていない場合は、すぐに問い合わせを!

オンライン会議室の動作チェックと訓練

オンライン会議室を初めて使う場合は前もって練習し、使い方に慣れておきましょう。
Zoomの公式サイトには動作チェックができるページがありますので、こちらを利用すると便利です。

Zoom テスト ミーティングへの参加
※Zoom公式サイトへ移動します。

動作チェックをした時に

  • カメラが作動しない
  • 音声が聞こえない
  • マイクが使えない

といった不具合があることが事前に分かれば、対処することが可能です。
面接当日になって「使えない!」となってからでは、手遅れですから。

私が普段、利用している外付けカメラとイヤホン付きマイクは、こちらです。

すべて足しても4,000円程度で手に入るので、この機会に購入してください

「背景」を整える

オンライン面接を受ける場所の背後は、企業側の面接者に丸見えになります。
つまり、周辺の片付けが必要であるというわけです。

余計な物がカメラの視界に入らないよう、別の場所に移動させましょう。
オンライン面接が終わった後に、移動させた物を元に戻すのは構いません。

ちなみに、Zoomでは「バーチャル背景機能」を使うことで、背景画像を好きなものに設定することが可能です。

ですが、こちらの機能を使うことはおすすめしません。
なぜなら、「バーチャル背景を設定している = 見られると不都合のある、隠したい何かがあるのではないか?」と、勘ぐられる恐れがあるから。
面接者の心証が悪くなるだけなので、自宅の片付けをして見られても大丈夫な状態にするのがよいでしょう。

とはいえ、オンライン面接のために部屋の片付けをするのは、とても大変!
そこで、「パーティション」の活用をおすすめします

このようなパーティションをオンライン面接の直前にさっと置くだけで、散らかった部屋は企業側の面接者からは見えなくなり、安心して面接を受けることができます

オンライン面接・5分前までにすること

いよいよオンライン面接の当日。
緊張するとは思いますが、落ち着いて以下の準備を進めましょう。

必要な物品の準備

オンライン面接を受ける際に使う物品を、あなたの手元に準備します。
途中で席を立つことは減点ポイントになりかねないので、手を伸ばせばすぐ届く場所に置くことをおすすめします

準備するものは

  • 筆記用具ペンやノートメモなど
  • 職務経歴書(応募の際に提出したもの)
  • 想定問答集(後日、改めて説明します)

以上です。

職務経歴書や想定問答集は、パソコンで作成しているケースが多いです。
ただ、とっさの時はZoomの画面越しに会話をしながら、パソコンを操作することが難しいことも予想されます。
内容を確認する必要が発生した際にあわてないよう、事前にプリントアウトしておきましょう。
紙であればさっと手に取れますし、必要な場所を探すのも簡単です。

オンライン会議室に接続する

応募した企業から送付されたZoomのURLをクリックして、オンライン会議室に入室します。
その際、企業側の面接者がどのような状態でいるかは、あなたの側からは分かりません。
すでにスタンバイしている可能性もありますので、オンライン会議室に入室した後はその場を離れず、待機しておくとよいでしょう

また、Zoomにアクセスした際、カメラやマイク機能が「オフ」になっていることがあります。
その際は、あなたの手で「オン」への切り替えが必要です。
Zoomの動作チェックをした際、切り替え方法もマスターしましょう。

オンライン面接中

さあ、いよいよオンライン面接がスタートしました。
面接中には、どのようなことに注意すればよいでしょうか?

明るくハキハキ笑顔で

あなたの人柄や能力をアピールするには、「明るく・ハキハキ・笑顔」がおすすめ
対面で面接する際と、まったく同じです。

企業側の面接者が何か質問してきた時は、聞き取りやすい、明るい声で返答します。

普段から話し声が小さい方は、心持ちはっきりと。
逆に声の大きい方は、少し控えめなぐらいがちょうどよいです。
マイクを通じて会話をすることになるので、小さすぎはもちろんですが、大きすぎるのも聞き取りにくく望ましくありません

また、面接者が話している時は、相づちをしっかり打つことで、「聞いていますよ」をアピールをしましょう。
Zoomなどオンライン上で会話をする際は、相手の反応が非常に分かりにくいです。
したがって、少しオーバーかもと思えるくらい、リアクションははっきりしたものを心がけてください。
もちろん、リアクションと一緒に「笑顔」を忘れずに!

目線は「カメラに向かって正面」が鉄則

Zoomをはじめとしたオンライン会議室では、会話をしている相手と目線を合わせることができません。
したがって、画面上に映る自分の顔を時々、チェックし、自分の目線がカメラの正面に向いているか確認しましょう

カメラの設置状況によって変わりますが、普通に正面を向いているのがベストポジションではない可能性も。
「どこを向けば正面になるのか?」については、Zoomの動作をチェックする際に確認することをおすすめします。

また、目線が下を向いているなど、あなたの表情が見えない状態になるのは、当然、NGです。
顔を上げ、面接者からあなたの顔がよく見える状態を、常にキープしてください

メモを取る際の作法

オンライン面接中に「ここは、メモを取りたい」と思っても、会話のすべてを書くのは非常に難しいです。
書き留めたい内容を手早くまとめ、要点だけを書くようにしましょう

先ほどもお話しした通り、Zoomをはじめとしたオンライン会議室では、相手と目線を合わせることができません。
なので、よほど注意しておかないと、ずっと下を向いたままになりかねません。
対面で採用面接を受けるとき以上に、「目線は正面」を意識してください。

質疑応答タイム

面接を受けている途中、質問したいことが出てくるはずです。
ですが、企業側の面接者から「質問は?」と、水を向けられるまで待ちましょう。

オンライン会議室では相手の目線が分からないので、会話の間合いを取るのが非常に難しいです。
特に、相手が会話をしようとする出だしのタイミングが分かりにくいので、さらに注意が必要と言えます。
なので、面接者からの「質問はありますか?」まで待つのが確実です

また、当たり前ですが、誰かが会話を話している途中なのに、自分の話をかぶせるのはダメです。
会話の間合いが取りにくい分、こちらも起こしやすいミスなので、十分に注意してください。

オンライン面接終了後

緊張の中で、オンラインの採用面接が終わりました。
ホッとする気持ちも分かりますが、あなたにはしなければならない事が、まだ残っています。

お礼のメールを送る

オンライン面接が終了した後、できるだけ早いタイミングで企業の採用担当者にお礼のメールを送信します

お礼メールの内容は

  • 忙しい中、時間を取ってくれたことのお礼
  • オンライン面接中にできなかった質問があれば、ここで

主にこの2つです。

質問事項があればこの時に問い合わせても構いませんが、「どうしても、これだけは聞きたい」がある時のみにしましょう

メールに対して返信をするという行為は、案外と時間を使います。
採用担当者がオンライン面接の形ですでに時間を費やしている以上、これ以上は控えるのがスマートです。

面接の結果が通知されない時

オンライン面接を受けた後、結果を知らされない時は、あなたから問い合わせる必要があります。

その際は、企業側から指定された期日を1日過ぎるまで待ち、それでも来なければ問い合わせのメールを出すこと
もしかしたら、何らかの都合で面接の結果通知が遅れているだけかもしれません。

また、あなたから問い合わせたにも関わらず、企業側からの返信がないこともあります。
その際は、「どうしてもこの会社に転職したい」と考えているかもしれませんが、「本当にその企業でいいのか」を考え直した方がよいかもしれません。

きちんとした企業であれば、たとえ不採用であったとしても何らかの連絡はするものです。
「何の連絡もせずに放置する会社が、あなたにとってふさわしいかどうか?」
ご自身の心に問い直してください。

オンラインであっても、採用面接の注意点は同じです!

パソコン越しにオンライン会議室を使う形であっても、直接会って行うのであっても、採用面接である以上、企業側が見るポイントに大きな違いはありません。
つまり、私たち応募者側が注意する点も、極端に変わることはないというわけです。

「企業の採用担当者に、どれだけ良い印象を持ってもらえるか」
これがあなたの行動を決める基本方針だと、考えてください。

誠実な人柄であることを適切な方法でアピールし、「私を採用すれば、こんなよいことがありますよ!」というメリットを企業側に伝えてください。

ただ、過剰に盛るのは禁物です。
たとえ採用段階でバレなかったとしても、入社すればすぐに化けの皮ははがれます。
なので、無駄な行為はしないことです。

オンライン面接のみで発生する注意点があるとすれば、それはZoomなどのオンライン会議室が使える機器を自宅に揃えることです
まとまった額の出費になるかもしれませんが、将来に向けての投資だと思えば安いもの。
先ほどご紹介した、外付けカメラとマイク付きイヤホン、パーティションをすべて購入したとしても、1万円でお釣りが来ます。

また、よい機会だと考えてパソコンを新調するのもよいでしょう。
自宅でのみ利用し、外に持ち出さないのであれば、数万円程度の機種で十分です。

これから先、どんどんと企業側はオンライン面接を採用していきます
時代の流れは変わらないので、私達が合わせる必要があると言えるでしょう。

一見すると難しそうに見えるかもしれませんが、何度か使っておけばオンライン会議室はとても簡単に利用できます。
このタイミングで、ぜひとも習得しておくことをおすすめします!

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高柳 るい

「to B」サービスを展開する、小規模企業の社長。 ブランク8年の専業主婦から、「就職活動をするのは嫌」と、一念発起して起業しました。 起業当初より在宅で働く、キャリア10年オーバー、筋金入りの在宅ワーカーです。

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